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うろおぼえゲームレビュー 「エースコンバット3 エレクトロスフィア」 1999年/ナムコ/PlayStation用ディスク2枚組/購入価格2300円
超サイバーで超クールな超傑作ゲーム「エースコンバット3」をうろ覚えで紹介します。うろ覚えなので、間違ってたら、すみません。一応、基本的なことを説明すると、カテゴリ的にはフライトシミュレーションゲームです。「飛行機系のゲームなんぞ退屈でつまらん」とか思ってる常識人は、多いと思いますけど、いや、ところがどっこい、これはアニオタ仕様に味付けされてて、フライト臭ささを消そうとイロイロ頑張ってます。特にアニメパートが超サイバーで超クールでとにかく素晴らしいです。ときに「スーファミ用スターフォックス」とか、ハードの末期に発売されるゲームって名作が多いんですが、この「エースコンバット3」も、プレステの末期に出ただけあって、ポリゴンを最大限に使い倒してますし、動画も死ぬほど入ってて、ガンガン喋るし、よく動くし、驚異的な3Dシューティングに仕上がってます。 「エースコンバット3」は「エースコンバット2」で培った硬派な設定(武器の購入、実在の戦闘機)を惜しげも無く捨て去って、シナリオ重視なゲームデザインに傾倒してます。で、凄いのが、戦闘シーンによって分岐するマルチストーリー。この「シナリオ分岐方式」、開発コストが指数的にかさむので、メーカーにとって倦厭されがち。過去に、ストーリー分岐を採用したゲームっていうと、「ファンタシースターIII」とかがありましたが、アレはヨメさんを2人の中から選ぶだけという超手抜きシナリオ(そういえば「ウイングコマンダー3」も恋人を選ぶだけだった)でしたが、この「エースコンバット」は、序盤から枝分かれして、登場人物からマップまで全てが変化します。最終的に用意されているエンディングは5種類。デバッグも工数もかさんで大変なイバラの道に、あえて挑んだスタッフのチャレンジ精神に脱帽です。
あと、登場するサイバーな戦闘機が秀逸。元ネタは、マイナーなところでは「ハードワイヤード」、アニメでは「マクロスプラス」あたりでしょうか。出てくる戦闘機が「戦闘妖精雪風」に出そうな流線型ばっかりです(だいたい、こんな感じ)。航空機マニアには不評だったようですけど。なにより、凄いのは、サイバーでクールなシナリオ。多国籍企業のアイデアがモロにサイバー。さらに、Zガンダムチックで毒電波全開の超脚本です。そのドラマ性は、凄まじいもので、主人公が置いてきぼりになるほど。そして、登場人物の8割が「キ●ガイ」というのも、画期的な試みです。
うろ覚えで登場人物を紹介。まず、最も影の薄い男性キャラ。扱いがどうでもいい感じで、この人だけ特にエピソードがありません。えーと、名前忘れました。「レナはフランカーに乗れていいよな」っていうセリフだけ覚えてます。
本作で最強のキ●ガイ度を誇る、ディジョンさん。ゼネラルリソースの社員でしたがお辞めになり、「革命」に目覚めて、大量殺戮。クーデター後にブチかます、長ーいサイコ演説が必聴。後半は目がイッちゃってます。
「姉さん…バカな人」で号泣しても萌え萌えなフィーさん。数少ないまともなキャラなので、「フィーさん」とお呼びします。5つのエンディングのうち、フィーさんが生き残るのは1つだけ。かなり死亡率高いです。どこ飛んでるのか、わからないんで、パイロットとしての、腕前は不明。
そのバカな姉さん。姉妹なのに髪の毛の色が違うんですが、染めてるんでしょうか。オープニングのムービーは一見、美人でまともそうなんですが、中身は人間を電脳化したり、自分を電脳化したりすることを夢見るキ●ガイさんです。このお姉さん、ニューコムという会社に勤務してましたが、途中でクーデターに参加。クーデター後、ワガママ言い始めて裏切ります。エンディングの1つでは、「ニューロマンサー」を丸パクリ。
このゲームの最重要キャラ。ニセ綾波、レナ。やはり頭がおかしいので、「レナぽん」とでも呼びましょう。レナぽんは、首根っこの後ろにコンピュータの接続コネクタが標準装備で超サイバーです。日の光に当たることができないという体質で、戦闘機に乗るだけが生きがいというステキキャラ。いきなり病気ネタです。このレナぽんも、5つのエンディングのうち、生き残るのは1つだけ。困ったことにレナぽんが助かると、フィーさんが死にます。そして、フィーさんが助かると、レナぽんが死にます。レナぽんを殺すか、フィーさんを殺すか、(はたまた両方死なすか)がプレイ時のキモ。ただ、主人公とラブラブになるとか、そういうシナリオは全く用意されてません。
「わたし……ここ……」とか、「頭の中に入ってくる!」とか、「心が!」とか、名ゼリフを連発するレナぽん。人間なのに、コンピュータウイルスで発狂したり、発狂したり、発狂したり、やたら忙しくて、萌え萌えです。
電脳化の鍵を握る重要なキャラクター。敵でもあり、味方でもあり、一体何がしたいんだか、もうやっぱり、キ●ガイです。こんなキモいヤツにも、髪の毛がピンクでメガネっ子の妹さんがいました。死にましたけど。なぜ、死んだかについては、本編をプレイして確かめてください。
このゲームの、超サイバーで超クールな超脚本を作り上げたのが、佐藤大という方。その昔、ゲーム関連書籍に載ってた佐藤大さんのプロフィールはこちら、、、 10代から秋元康の「SOLD OUT」に出入りを始め、放送構成、小説、作詞、雑誌執筆を中心に活躍。ゲーム&ハイテク文化とクラブ&ファッション文化の融合に興味を持つ。イベント企画や音楽プロデュースを始める。ハイテク暗躍集団「ホワイトベース」所属。 、、、ゲーム文化とクラブ文化の融合っすか!? (確かに、このゲーム、BGMがテクノ系でカッコいいんですが)なんだか、よくわかんないんけど、凄い自信です。この佐藤大さん、最近はアニメの脚本家として拝見します。 あと、アニメーションの製作は「甲殻機動隊」「パトレイバー」など、サイバーでクールでトンがった作風でブイブイいわせてるプロダクションI.Gが担当。というわけで、無難になりがちな人気シリーズで、最強にトンがった両雄が、ガッツンガッツン暴れちゃった奇跡のようなゲームだということが、おわかり頂けたでしょうか。 ただ、この作品、「2」のフォローワーには、不評だったのか、続編にあたる「4」では「3」の功績を「無かったこと」にして、「2」の要素を復活させてます。あの毒電波マルチシナリオとアニメアニメした毒電波キャラクターが魅力だったのに、、、残念です。「4」は、PS2用だからムチャクチャ綺麗だけど、イチイチ補給するのはダルいし、マップは大味だし、「3」ファンとしては、ちょっと好きじゃありません。自機の爆発でカメラ引くし。大体、リアルにして面白くなるわけ無いと思うんですが。なにより「4」は、ムービーがスカシすぎで、観ててハラ立ちます。というわけで「エースコンバット5(開発中)」に期待と不安が集まります。 あと、このゲーム、5つのエンディングを観終わると、「真のエンディング」が出てくるんですが、それがまあ、驚くやら脱力するやら、、、最後にこんな仕掛けを入れておくなんて、「たけしの挑戦状」も真っ青の偉大なゲームです。プレイ必至の名作ゲームですが、忙しい方は、ムービーだけぶっこ抜いて、ご覧になってください。 |