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        <TD nowrap bgcolor="#80ff80"><B><FONT size="+2">概略</FONT></B>　第４部　黒幕をあばけ！　［<FONT size="-1"><A href="4_0.htm">コーヒーブレイク</A></FONT>　<FONT size="-1"><A href="4_1.htm">第１章</A></FONT>　<FONT size="-1"><A href="4_2.htm">第２章</A></FONT>　<FONT size="-1"><A href="4_3.htm">第３章</A></FONT>　<FONT size="-1"><A href="4_4.htm">第４章</A></FONT>］</TD></TR>
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<B>第４部　第１章　「カーネルへ飛べ！」</B><BR>
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<B>【場所】</B><BR>
　浮遊都市カーネル<BR>
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<B>【発生イベント】</B><BR>
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<B>【住人からの情報】</B><BR>
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<B>【ストーリー】</B><BR>
　ドクターから借り受けた高々度飛行船により，一行はカーネルを目指す。カーネルは，各地に散らばったエージェントを回収するため，毎月ある条件を満たした昼に，その高度を下げるのだという。運が良ければ，地上の人々もこの短い間だけ，浮遊都市の姿を見られるのだが，またすぐに雲に隠れてしまうため，幻だったと信じてしまうのだ。<BR>
「明日は風も弱く，それでいて曇りがちで，カーネルへもどる諜報員たちが故郷へともどるのには問題のない気象条件になる。カーネルへ行くなら明日だ」<BR>
　だが，世にはカーネルの実在を知り，カーネルに敵意を持つものも多かった。翌日にそなえて夜のうちに飛行船を浮上させたパーティは，その日，空に数多くの武装した飛行船を発見したのである。知らずにカーネルの使者たちが上空に昇ってくれば，大惨事になっていたはずだ。<BR>
　主人公たちは，硬式飛行船の超武装で威嚇しながら，カーネルに攻撃を仕掛けようとする義勇軍の指揮官を捜しだす。真相が明らかになるまで攻撃を待つように頼み込むが，交渉は難航。しかし「カーネルが世界に害ある国であれば，自分たちの硬式飛行船も攻撃に加わる」と羽を隠したケンタが主張し，それを信じた義勇軍は，攻撃を休止することを約束する。<BR>
「この交渉はあんたらのおかげだ。カーネルには客として迎えられるはずだぜ」ケンタはまんじりともせずに言う。故郷がここまで敵視されているという事実は，彼を一晩中悩ませていたのである。<BR>
「義勇軍の結成が明らかになった以上，それを防衛するのは簡単だ。帝国と王国の首長はカーネルの総帥と昵懇だし，勝手な武装集団をつぶしてもらおう」<BR>
　そのケンタの考えに「非情に徹して国のことだけを考えるのは，真の王ではない」とJAが帝王学を持ち出して口を挟む。反論しようとするが，なにかが気になって悩み出すケンタ。彼の失われた過去の記憶は「帝王」という言葉に反応し，よみがえろうとしていたのだ。<BR>
　途中，武装した有翼人種に囲まれもしたが，ケンタが交渉し，サーロインの王族関係者も乗っていたことが信用を増して，飛行船は例外的にカーネルまでの侵入を許可される。道中の邪魔者は，飛行性のモンスターだけだが，これもドクターの作った飛行船の武装は，あっさりと撃退する。<BR>
　カーネルについた一行は，浮遊都市の長，サンダース総帥と謁見する。世界に覇を唱えるサーロイン帝国とカタロース王国をして第3の国家勢力と言わしめる伝説の国家。その首長がケンタを我が子のように迎え，ねぎらうのだった。ケンタはおざなりの挨拶もそこそこに本題に入る。カーネルは地上人になにをもたらしているのかと。<BR>
　サンダース総帥は「古代より地上の災厄を見つめて後世に語りつぎ，争う国家間の調停をする」とだけ答える。ほかはまだ語るときではないという主張だ。<BR>
　そこでパーティは，調理場を借り，持ってきた材料で「究極の牛丼」を作って献上をする。それを食べた総帥は，過去の予言にもあった新しい勇者であると認めたが，それでも真実を語りはじめない。<BR>
「このままじゃあ，カーネルは悪者あつかいされて，すべての国から攻撃されちまう。いまだって，デマを信じて集まった義勇軍のやつらが，この都市の真下に待ってるんだ」<BR>
「共通の敵をもって国家観の結束が固まるのであれば，それは望ましいことだ」とサンダース総帥。<BR>
　とつぜん，謁見の間の外部が騒がしくなる。賊が侵入したとのことだ。主人公らが乗っていたのと同じ型の飛行船がカーネルに強行侵入し，兵士達が臨戦態勢に入っていたのだ。<BR>
「騒ぐな，あれはオトリじゃ」<BR>
　人ばらいをしていたのがアダになった。すでに外の騒ぎに乗じて刺客はサンダース総帥の背後に迫っていたのである。それはクリスであった。<BR>
「総帥，アナタハ用済ミトノコトダ。消エテモラウ」<BR>
　とっさにクリスを技ではねとばすパーティ。クリスは強力なレトルト・モンスターを召喚，壮絶な戦闘となる。手下をすべて倒されたクリスは，剣も折れ，力つきてくる。彼女を前から気になっていたケンタが，降伏を進めるため，弓を収めて歩み寄る。最後の力をしぼって，クリスの平手打ちがとぶ。ケンタの頬がなる。<BR>
「いたいなあ，ねえちゃん！」と涙声のケンタ。<BR>
「泣くんじゃないわよ，バカ皇子」<BR>
　思わず口に出たそれぞれの言葉。<BR>
「……え？」<BR>
　我に返り，お互いの顔を見る2人。それを見守る疑問符だらけのパーティ。困った表情を隠そうともしないサンダース総帥が，2人に歩み寄る。<BR>
「思い出してしまったか」と彼は語りはじめる。<BR>
　10年前の戦争は，テールに本拠地をかまえるアグリビジネスのアグリ会長が，利益を追求し，その食糧供給を混乱させたために生じた。戦争は激化し，食糧の値がはねあがり，アグリ会長はますます富を増した。2大国家をまきこむ戦争を終結させるため，歴史の調停者カーネルは，サーロイン帝国の皇帝が戦死するとともに，その皇太子を隠した。希望を失った帝国は，早々とカーネルが仲介した停戦協定に調印。誘拐された皇太子は，カーネルだけに受け伝えられる古代技術「魔法」により，同じ有翼人種としての身体と記憶を与えられたのだという。それがケンタだったのだ。<BR>
　皇太子が無事を主張しても，もはや執政官たちはニセモノ呼ばわりして，彼を抹殺するだろう。なぜなら，カーネルに皇太子誘拐を提案したのは，ほかでもなく，当時，将軍とその側近らであった彼らだったから。それどころか，皇帝の戦死も，そもそも戦争が起こったのも，アグリ会長の計画に内応した彼らのせいであると，サンダース会長はふんでいたのだ。<BR>
　現在の彼らは，テールと結託し，キャラバンも主立った都市から締め出し，一部の専売特権階級のみが食糧流通を支配して，利益を得る構造を作りつつある。今回の救国の料理の募集にしても，名だたる料理人の素性をリストアップし，その背後の食糧流通網すら掌握しておこうという魂胆であったのだ。<BR>
　カーネルの送り込んだ刺客たちは，料理人を襲うのは出品を妨害する意図があったし，誘拐したのは浮遊都市内に保護するためであった。<BR>
「これらを明らかにすると，この少年は必ず自分の使命を理解するだろう。執政官たちを廃し，アグリ会長を倒そうと。だが，そうなれば困難な闘いの連続であるし，彼が手にかけてはいけない者とも闘うことになるだろう。たとえば，そこにいる暗殺者クリスも，今は執政官たちの手駒として動いてきたが，洗脳される前は，皇太子の姉であったのだ」<BR>
「……って，いうことは」<BR>
　ガクゼンとする主人公。<BR>
「パーティの5人の男のうち，3人が王侯貴族様ってことじゃん！　宿で，どっちに足を向けて寝たらいいんだー！」<BR>
「おまえは寝ぼけて人の顔を踏んづけたことも忘れてるのか」<BR>
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